ヒロキ’s blog

自分の記憶を頼りに雑記

ガンダム

私は子供のころからガンダムが好きだ。

 

正確には小5の時に兄が買ってきたPS1のソフトの第4次スーパーロボット大戦Sをプレイし、そこで初めてスーパーロボット、リアルロボットという概念に触れ、そのうちの何体かいるガンダムのカッコよさに惹かれた。

 

当時はよくわからないなりに、どうやらガンダムには色々な種類がいるらしいということと、それぞれ違うパイロットが乗っているんだな、ということは理解した。またコウ・ウラキが乗っているGP-01FBっていう機体はゲーム内での性能がかなり低く、またコウ自体もよわよわでくそ雑魚なガンダムなんだな、という印象が残った。(実際はそんなことは無く、出演作品であるアニメ0083スターダストメモリーを大学生の時に見たが、コウもガンダムもつよつよである。)

 

さて小学生までのガンダムの認識としてその程度のものだったが、中学生になり他校から来たガンダムにやたらと詳しい友人が何人かできた。

その友人から手始めにVHSで渡された作品が「0080ポケットの中の戦争」である。ジオン軍の新米兵士バーナード・ワイズマンと、とある宇宙コロニーに住んでいる戦争にあこがれているアルフレッド少年との出会いの物語だ。中学生になったばかりの自分が見たときは全編通してよくわからん、という印象だった。まだ連邦軍ジオン軍の戦争の背景やら、宇宙になぜ人が住んでいるのか、とか細かい時代設定がわかっていなかったこともあるだろう。

 

だがこれも大学生になっていろいろなガンダムアニメ作品を見あさり、作品の時代背景がわかってくると、なんて素晴らしい作品だったんだと手のひらを返したものだ。現在もクリスマスが近くなると0080が無性に見たくなる。

 

同じ作品でも子供の時に見たものと大人になって見たものでは全く印象が変わるものである。SEEDなんかはリアルタイムで見ていた時はかなりはまっていたが、大人になってから見るとう~んという感じで逆に盛り下がったパターンもある。

またダブルオーはリアルタイムで見ても面白かったし何回見返しても面白かった。

何にそんなに惹かれるんだろうか、と考えたときに自分はロボットや兵器のカッコよさ、戦闘のカッコよさというよりも、ちゃんとした時代背景とか人間関係とかそういうドラマが好きなんだろうな、と感じた。

 

ここからが本題であるが、現在「水星の魔女」が放送中である。今までにない女性主人公で学園もの?!という謳い文句で始まった今作であるが、どうせまたお約束で後半は戦争はじめんだろ、とか、学園ものっつったってガンダムW一話でヒイロがリリーナからの誕生日パーティの招待状をびりびりに破ったあげく、それを見て涙したリリーナの涙をやさしくぬぐってあげたあとに「お前を殺す。」デデン!とかそういうのは望んでないぞとか思いながら見始めた。

見た結果、くそおもろいやんけ。

 

本作は本当によくできていると思う。人間関係のドラマあり、最初から最強のガンダムあり、GAND-ARMの設定等の背景もかなり作りこまれていることが伺える。何より一話一話謎が解けていくので、本当に見逃せない。女性主人公で百合あり三角関係ありイケメンありみたいな展開で、GUND-ARMの反動や強化人間や子供たちの戦いみたいな今までのガンダム作品のおもろいところを全部詰め込みました、みたいな作品である。欲張りセットだ。おもろくない訳がない。

 

こうして年甲斐もなくガンダムアニメにはまる中年の出来上がりだ。

でも私はこれで良いと思っている。だって面白いんだから。

というわけで今日の結論としては

皆さん水星の魔女面白いので見てください。

 

ではまた次の機会に